おんし

中学時代の部活の顧問の先生に偶然会った。
厳しく優しい先生。
怒るととても怖いのだけれど、理不尽な事では怒らない先生。
しかし見た目が強面なので通常でも怖い。
何と言うか、威厳がある先生。
もう中学を卒業して大分経つのに、未だにお会いすると心臓に汗を掻く。
背筋が伸びる。
そして、中学時代は苗字呼び捨てで呼ばれていたのだけれど
今は「さん」付けで呼ばれる。
こう言う所に時の流れをと共に、先生なりの節度を感じる。
 
思えば、高校もそうだけれど中学時代の歳の差って絶対的だ。
当時の部活の先輩には未だに冗談とか軽口を叩けないし絶対に敬語。
歳の差、ひとつ。
でも、長じてから知り合った年上の人にはそうした感覚が起こらない。
ある種の刷り込みなのかなー。
私が居た部活は自由な雰囲気で先輩たちもとても優しかったのだけれど。